「四方よしの視能訓練士」

みるみるプロジェクト代表の鈴木です。

お読みいただきありがとうございます。

私たちみるみるプロジェクトは

子どもたちの眼を守り育てる連携プロジェクトです。

おかげ様で設立6年目を迎え

園内視力スクリーニング活動など

展開を広げてまいりました。

今日はもう一つの事業目的

視能訓練士さんへの貢献について

あらためてお話しいたします。

四方よしの理想像

第21回みるみるセミナー(2025年5月)にて

私たちの一つの理想像

「四方よしの視能訓練士」をご提案しました。

この四方よしは

近江商人の哲学「三方よし」がベースです。

  • 売り手よし商品やサービスを提供する側が、適正な利益を得て、事業を継続できること。
  • 買い手よしお客様が、良い商品やサービスを納得のいく価格で手に入れ、満足できること。
  • 世間よし商売を通じて社会全体が豊かになり発展すること。地域社会への貢献や,環境への配慮などが含まれる。

この考え方は、江戸時代から明治にかけて全国で活躍した近江商人たちが大切にしていた経営理念です。

「三方よし」という言葉が広まったのは、近江商人研究者小倉榮一郎氏の著書『近江商人の経営』(1988年)がきっかけとされています。小倉氏は、近江商人の理念を平易な言葉で説明するためにこの表現を用いました。

現代の企業経営においても持続可能な社会貢献や企業の社会的責任(CSR)といった考え方の原点として再評価されています。

(参照)伊藤忠商事「近江商人と三方よし」

以前は 商売 という言葉自体が医療現場で忌避される

雰囲気がありました。

医は算術にあらず。仁術である。

商売 は いかにもあさましいイメージをお持ちの方も多かった時代がありました。

ですが私はあえて、三方よし哲学を大切にした

商売 という言葉が好きです。

商=あきない は、「一人のお客様と」「一つの仕事と」飽きずに付き合う。それが語源だという説があります

※これは俗説としてほぼ完全に否定されています

「お客様との信頼関係を継続的に築くこと」の重要性をうまく言い表していますね。

みんながハッピーに。四方よし

医療機関も、診療報酬を得て成立する経済システム(エコシステム)の一つです。患者さまや地域社会、製薬会社医療機器メーカーといった様々な要素が互いに連携し、より良い医療サービスを提供するためのエコシステムを形成しています。

視能訓練士の就職先は(これから職域拡大も進むと考えますが)クリニック診療所がその大半を占めています。

そこでわかりやすく四方よしをデザインしました。

  • 自分自身まずは働く自分自身を大切に。人生の主人公はあなた自身。心身ともに健やかに。学会や勉強会での自己研鑽もこれに含んで良いと思います。
  • 患者様誰から給料を得ているか,ベースは患者様ですよね。患者様に寄り添い日々貢献を。
  • クリニック(勤務先)どんな仕事でも勤務先への貢献は大切。現代はチーム医療。患者様に喜んでいただき勤務先が繁栄することで自分自身に還ってくる。
  • 社会ここまで3つの良い循環の結果、社会に対しての貢献が可能に。「外に出る視能訓練士」活動も含んで良いと思います。

どんな人?

実は…この四方よしの視能訓練士は、

すでにたくさんいらっしゃいます。

私が「この人は四方よしだなぁ」と思う方は

一度会ったあと

また会いたい!

と感じた人です。すごくたくさんいらっしゃいますよ。

たぶん、患者様もチーム同僚も関連業者も

きっとみんながまた会いたいなぁと思うだろうなと。

みるみるセミナー

みるみるセミナーは当社設立以来、継続している眼科従事者/眼鏡店勤務者向けウェビナーです。

毎回テーマ選定で悩むのですが

四方よしの理想像をイメージしながら

スキルとマインドセットを

バランスよく乗りこなすためのセミナーを

続けていきたいと思います。

PROFILE 鈴木 達朗

一般社団法人みるみるプロジェクト代表理事

千葉県船橋市出身。建築塗装機器メーカー,フリーター生活を経て眼科医療機器卸会社勤務。眼科医/視能訓練士など眼科医療現場の素晴らしさを学ぶと共にメガネ専門店の運営管理職を経験。 眼の専門家たちへのリスペクトを原点として、眼科と眼鏡店の連携、世代間のマインド継承、若手活躍の支援 など眼に関わる縦横の連携支援に取り組む。

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