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眼鏡店の固定顧客化~デジタル名刺とSNS

みるみるプロジェクト代表の鈴木です。眼鏡専門店の皆さまお読みいただきありがとうございます。

今日はお店のリピーター創出の一方策についてお話ししたいと思います。専門店皆さまのご繁栄の一助となれば幸いです。


リピーターは全ての源

眼鏡店に限らずあらゆる小売店やサービス業のほとんどにおいて、売上成否はお客様の固定顧客化(リピーター化、ファンづくり)によって決まります。

❝商い❞の語源が「飽きない」であるとの俗説のとおり、お客様にベストを尽くす姿勢は「次もどうぞごひいきに」と自店のファンづくりのためのものであると言えるでしょう。

遅くとも江戸時代にはこうしたおもてなしと商いの姿勢が日本人に定着した素晴らしい文化であり、今後もビジネス上の鉄則であることは間違いないと思われます。

リピーターづくりを考えるうえでまず考慮するのは購入サイクルです。

仮にこれをとても長い場合10年(長すぎるが)/理想は2年/こどもめがねは1年という目安で設定します。最低週1回は来店するスーパーやコンビニ、数か月に1回ともされるアパレル業と比較するといかに眼鏡が長い購入サイクル商材であるかがわかります。

しかし、いかにベストな対応/販売を完遂しても、お客様の記憶が時とともに薄れることは致し方ありません。

この対策として従来からDM定期郵送フィッティング調整来店の促進を各店様行ってきたわけですが、それに加えてほぼ無料で出来るデジタルツールの活用も重要です。

SNSはファンづくりツール

眼鏡店の方々から「SNS始めた方が良い?」「SNSはどんな発信をしたらいいの?」「ウチの投稿内容をどう思う?」とご相談いただくことがあります。SNS…主要なものはFacebook、Twitter、Instagramの3つを基本と考えてよいかと思います。

プロのSNSマーケターのご意見とは違うかもしれませんが、私はその都度、3つの事だけをお伝えしています。

1.まだやっていない場合「始めない理由はない」。やらない理由は店内でいくつもあるが「正当な理由は一つもない」。いま運用している場合、運用してくれている人はお店の宝、特に大事にすべき人材。SNS運用はあらゆる意味でその中心は「人」。

2.SNSの目的。重要な順は【自店の強みや個性を自身で知る機会と捉える】>【リピーター創出】>【新規顧客の獲得】。この順序を間違えて「やっていても新規来店がない」と直線的に考えてはいけない。投稿内容に悩んだら、何度もお店の外から自店を眺めて考えてみてください。

3.来店時にSNSフォローを一人一人にお願いしたり、写真登場をお願いするなどお店のチームに参加してもらうように働きかける。※スマホに馴染みのない世代など例外あり

投稿内容(コンテンツ)についてもよくご相談を受けますが、今回は触れません。

お客様と共有したいのは「あの店で買った(売った)」「良い人が関わって良い眼鏡が買えた(提供出来た)」という経験(=UXユーザー体験)です。

商品そのものではないことにご注意ください。

購入後もお店のSNSを通じて、その経験を追体験する。

簡潔にお伝えすると、これがSNS=リピーター創出=ファンづくりの図式です。


多項目の自己紹介をスマートに

お店にとってお客様にお伝えしたい情報は結構多くなりました。

電話番号/住所/店舗写真/ホームページURL/Twitter/Facebook/Instagram。

YouTubeチャンネル/LINEアカウントなどあるお店も。

接客スタッフは可能な限り名刺をお渡しすべきですが、名刺にあれこれ書いてもスマホに入力したりわざわざ検索してくれる人は少数派です。

そこで デジタル名刺を各店1枚持っておくことをお薦めしています。

デジタル名刺とは、スマホのNFC機能(おサイフケータイ機能をイメージされると良いと思います)を活用したカード式の名刺です。

お客様のスマホにかざすだけで、自店情報を瞬時にお伝えすることができます。

使ってみました

まずは使わないと!と私も使ってみました。多くのビジネスパーソンと出会う機会があり、限られた時間の中で相手を飽きさせないうちに自社事業説明からホームページ/各種SNSまであれこれお伝えするのはまず至難の業でした。

このユナイテッドカードを紙名刺の後に紹介しますと、実にスマートに多項目をお伝えすることができ、自信をもってお薦めできるツールだと確信しました。

美容室、自治体議員さん、個性的な飲食店(BARなど)が真っ先に使い始めています。

欠点を先にお伝えしておくと、

①ホームページや電話番号はそれぞれ1個ずつしか入れられない

②NFC機能をOFF設定しているスマホでは読み取れない。出会った1割くらいの方がこれが理由で反応しなかった。ご本人もOFFにしているつもりはないのでON設定にするスマホ操作がわかりずらい。

の2点でしょうか。

ただそれでもコスパが良いので(1枚¥3,500程度、維持料その他一切なし)使っていてとても便利です。

ユナイテッドカードは当社が運営する通販サイト【みるみるSTORE】で販売開始しました。

眼鏡専門店の皆さま、一度だまされたと思って使ってみませんか。

みるみるSTORE ユナイテッドカードシリーズ https://mirumiruproject.stores.jp/?category_id=63d6bb1197c24510c94c3174


鈴木達朗PROFILE

千葉県船橋市出身/東海大学文学部卒。千葉県で当時珍しかったダイエーホークスファン。城島健司選手と同年生まれが誇り。新卒採用された建築塗装機器メーカーで1週間入社研修合宿⇒最終日に「明日福岡に着任しろ」という無茶辞令を経験。以来福岡県に在住。1年間のフリーター経験を経て眼科医療機器卸会社勤務。眼科医/視能訓練士など眼科医療現場の素晴らしさに触れると共にメガネ専門店の運営管理を経験。2020年6月より一般社団法人みるみるプロジェクト代表理事/福岡eスポーツリサーチコンソーシアム事務局長/同会個人参画会員。

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