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眼鏡店内「ベビーアイサイト」の使いかた提案

みるみるプロジェクト視能訓練士の平良です。

私たちの活動では、園児のための簡易視力検査キット「ベビーアイサイト」を活用しています。

下記関連ページご覧の通り、保育園/幼稚園内の視力検査でフル活用中です。

(参照)園内視力検査コラム

一般的にまだ視力検査への理解が間に合わない3歳児でも96%以上の回答率が得られており、「ランドルト環の方向」ではなく動物の名前で答えるストーリー性が理解しやすくなっています。

眼鏡店では無縁か

未就学の園児世代に対し、眼鏡店が視力検査する発想はそもそも無いかと思います。

園内視力検査にでも行かないかぎり、眼鏡店では使わないよね

とよく言われます。

ですが実は、固定ファンづくりツールとして店頭でも極めて有用なんです。眼鏡店の店頭イベントで私は必ず持って行きます。

お子様との距離を縮め、保護者様とのコミュニケーションを高めるツールとしての「ベビーアイサイト」の使いかたについてお伝えします。

眼鏡店頭イベント中の様子
姉弟で楽しんでくれる体験を

店頭使いかた①治療中患児の練習に

あなたのお店にも、治療用眼鏡を購入されその後のメンテナンスや買い替えに来店されているお子様がいると思います。

治療中患児は眼科での検査を繰り返していくうちに、徐々に「答えられなかった検査が出来るようになった」「答え方がスムーズになった」などの成長があります。一人ひとりそのスピードは色々ですが、たとえどれだけ小さい一歩でも成長しています。

店頭で保護者様に「ちょっとゲームしてみますか?」とベビーアイサイトでコミュニケーションしてみてください。

事前にストーリーを説明してから、一番大きな視標0.3でも良いです、ゲームとしてチャレンジしてもらってください。

(例:少しでも答えられたら)上手にお答え出来たね!えらいね!きりんさんも大喜びだよ♪

(例:理解されず答えられなくても)ごめんね~難しかったね!またここで動物ゲームやろうね!〇〇ちゃんはどの動物が好きかな~?

これまでメガネだけが接点かもしれなかったお子様と、一緒に楽しんでみるというコミュニケーションがとても重要です。

保護者との信頼関係構築にも大きな意義があります。

お子様の成長を一緒に確認する、体験を共有するという関係が重要なのです。

店頭使いかた②受診推奨のきっかけに

3歳~8歳くらいまでのお子様で、兄姉や親子と一緒に来店するケースがあると思います。

そのお子様自身は単に一緒に来ただけかも知れませんが、

「良かったらちょっと視力検査ゲームいかがですか?」

と試してみてください。

保護者や兄姉にティッシュで片眼を遮蔽してもらい、食べたのだれかな?のストーリーを理解させたのち、トライします。

3歳 4歳は 視力0.7、 5歳児は1.0。

両眼ずつ見えているかどうかを確認してあげましょう。

もし、これらの視力に満たなかった場合は、念のため眼科受診をお勧めしてください。

特に治療患児の兄妹は重視してやって欲しいと思います。

よくある質問

Q.未就学児や小学校低学年のお子さんを検査するなんて、私たちがやってはいけない事…ではないですか?(眼鏡専門店 店長)

A.よく分けてお考え下さい。これは屈折値を求める検査ではありません。また、視力といっても370方式に基づき、3m距離で0.3-0.7-1.0をチェックする仕様です。あくまでもスクリーニングチェックであり、またコミュニケーションツールなのです。眼科通院中の患児には特に、ゲーム感覚の楽しい視力検査経験をさせてくれると、眼科側としても助かります。

全ては「ユーザー体験」“user experience”

私は、眼科での検査訓練治療も、眼鏡店での眼鏡作成や調整なども、全ては子どもの貴重な「体験」だと捉えています。

前向きな、成長期のかけがえのない素晴らしい体験としてもっと提供出来ないかと考えています。

優れたこどもめがね店は、子どもにかけがえのない体験とめがねへのこだわりを持たせる深い接触を持っています。

「自分を好きになる」

ユーザー体験”user experience”の一つとして、ベビーアイサイトを積極活用ください。

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