【みるみる活動NEWS】第9回日本小児診療多職種研究会にてポスター発表しましたのでご報告いたします。
2023年2月11日(土)12日(日)大阪公立大学杉本キャンパス
演題タイトル
【みるみる手帳】を介した弱視発見/治療の異業種連携について
発表要旨
小児の弱視/斜視は早期発見早期治療が重要であり、3歳児健康診査における屈折検査機器の自治体普及拡大などその取り組みが近年顕著となっている。
良好な両眼視機能獲得を目指した治療(あるいは訓練)を着実に行っていくには保護者の理解とモチベーション維持が必須である。しかし健診で「弱視疑い」を指摘され眼科受診を推奨された保護者のうち眼科未受診の割合は高く(精密検査受診者把握率62.1%,平成二十四年三歳児眼科健康診査調査報告(Ⅴ))多くの保護者が「なぜ治療が必要なのか理解しにくい」「わかりにくい情報と不安のなかで治療が進んでいるのか実感しにくい」「眼科受診時に疑問点を聞きにくい」などの感想をもっており大きな課題と考えている。
私たちは弱視斜視治療用管理手帳【みるみる手帳】を発行(初版2019年)、眼科やメガネ専門店経由で患児保護者に提供されるスキーム【みるみるプロジェクト】を展開している。治療を担当する眼科だけでなく治療用眼鏡を提供するメガネ専門店、小児科、保育園幼稚園など異業種連携と交流で生まれたメリットなどについて報告する。
発表者
平良美津子(視能訓練士/医療法人大里眼科クリニック/一般社団法人みるみるプロジェクト),鈴木達朗( 一般社団法人みるみるプロジェクト), 梅田将臣(オリエント眼鏡株式会社),小西圭介(株式会社ヨネザワ),加藤宏太郎(株式会社ニコンメガネ),田島隆二(めがねのメルック和白店),近藤義之(眼科専門医/武蔵野眼科名誉院長/一般社団法人みるみるプロジェクト特別顧問)辰巳貞子(小児眼科医/医療法人大里眼科クリニック/一般社団法人みるみるプロジェクト特別顧問),桑原栄作(めがねのメルック門司店)
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