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両眼視機能って?両眼チームワークの素晴らしさ‐キッズドゥ4月号

みるみるプロジェクト執筆

【しっておきたい眼のおはなし】

キッズドゥ北九州/下関版で連載中です。

KidsDo®キッズドゥは幼児知育を応援する全国初の学習フリーペーパー。保育園/幼稚園などこども関連施設で広く配布されています。(隔月発行)https://kidsdo.jp/kitakyushu/

第3回となる2024年4月号をご紹介します。

両眼視機能って?

左右の眼で見た情報を、脳で1つの像にまとめて得らえる視覚を「両眼視機能」といいます。

両眼のチームワークによって奥行きや立体感を感じ取る素晴らしい能力です。

子どもたちは成長とともに精密な立体視を獲得していきます。

脳で一つの像にまとめる…とっても高度な情報処理なんです。生後~6歳8歳頃まで時間をかけ、子どもたちは精密な立体視を獲得していきます。

なぜ両眼視機能が大切なの?

順調な視覚発達によって獲得した

精密な両眼視機能

私たちはモノの立体感や距離感をつかんでいます。

マス目に文字を書く、文章を読む、ボールをキャッチする、階段を上り下りするのもこの能力がとても大切なのです。

精密な両眼視機能は生活のあらゆる場面で活躍しています。
読み書きにも関わる機能と言うと多くの保護者さんが驚かれます。
マス目に文字を書き入れる、長い文章を読む。
学習や成長に関わる機能ですから着実に大切に育てていきたいですよね。

繰り返し検査して豊かな成長を見守ろう

弱視や斜視が原因で両眼視機能の発達が充分でないと、文字を読み飛ばす/転びやすい/ボール遊びが苦手などのケースがあります。視力や両眼視機能が順調に発達しているか、繰り返しの眼科検査で見守りたいところ。

眼と脳の発達は、心身の豊かな成長を促すことにつながります。

両眼視機能を発達させていく期間は0~8歳/10歳頃まで。
この期間子どもは1回の眼科検査で済むということではありません。
例えば3歳で検査し順調に育っていると思われても、4歳⇒5歳と成長にあわせてその都度検査しながら見守りたい、というのが視能訓練士の願いです。

北九州市および近郊 子どもの眼科受診には

ちょっと補足!

小児眼科で多くのお子さんと接していると

眼の成長=脳の成長

と実感することが多々あります。

  • 先生のお話を落ち着いて聞けるようになった。
  • 長く本を読めるようになった。
  • 言葉がたくさん出るようになった。

弱視の治療による変化は眼だけではないのです。

子どもたちの可能性の豊かさを実感しますね。(視能訓練士平良)

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