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自分を大切にする‐こどもめがねとジェイキッズ

こんにちは、視能訓練士の平良です。

今回はこどもめがねのお話。

眼鏡の国内産地/鯖江で創られた

こどもめがね ジェイキッズ

ご存じでしょうか。

このジェイキッズは

つよくてやさしい日本のめがね

をキーワードに

私たちみるみるが永らく関わらせていただいている国産こどもめがねフレームです。

製造発売元:オリエント眼鏡株式会社

今回は、最も大切な製品コンセプト

自分を大切にするめがね

についてご紹介します。

意外なほど多い“他人ごと”感

小児眼科では多くの眼鏡が処方されます。

メガネ屋さんで作っためがねをかけてきてもらい

また眼科で検査するのですが…

気になるのはこんな事例です。

✅片手でメガネをはずす

✅めがねを放り投げる

✅メガネをかけようとしない

めがねを大切にしていない様子の子どもは

実はとても多く見られます。

この子にとってめがねが「他人ごと」なんだなぁ

と感じています。

眼鏡店向け講演でもお話しています

しかし これらの事例をよく考えてみると…

そう不思議な事ではないかも知れません。

ある日 眼科で検査して

「メガネが必要ですね」と言われたら。

メガネ屋さんにいって

「さあ選ぼう!」「かけてごらん!」

と1本を選ぶわけですが…

多くの場合 お子さんにとっては全てが突然。

よく意味がわからないまま

進んでいる話になってしまっているのです。

つまり基本的に子どもにとってメガネは

「他人ごと」になりがち。

かといって切々とメガネの必要性を訴えても

言葉でそうそう伝わるものでもないですよね。

基本的に他人ごとになりがち

自分が選んだ!が大切

一方で,

自分のめがねに強いこだわりや愛着

を持っているお子さんもいます。

私は必ず外来で「誰が選んだと~?」と聞くのですが、こだわりを持っている子のほとんどが

わたしが(ボクが)えらんだ~!

と答えてくれます。

✅両手で大事そうに外す

✅大事そうに置く、ケースに収納する

✅検査が終わったら自分からすぐかける

といった様子です。

治療用眼鏡の場合 めがねにこだわりを持っているお子さんは治療の進みも早いです。

心と言葉を引き出す~色と言葉のストーリー

そこで永年関わってきたジェイキッズ

新シリーズ開発コンセプトに

自分で主体的に選ぶ

大切にされるめがね

という考え方を取り入れていただきました。

特に3歳ぐらいから小学校卒業くらいまで

色と言葉をきっかけに

子ども自身が主体的に選んで

気に入ってくれる仕組みを考えました。

ジェイキッズを販売している全国の眼鏡店さんはこどもめがねに詳しく熱心です。

お子さんの心と言葉を引き出すメソッド

を私たちからお店に提供し

お子さんが主体的にメガネ選びできる環境づくりに協力いただいています。

こどもめがね購入をご検討のさいは

ジェイキッズを一度ご覧になってくださいね。

自分のめがね=自分を大切にする

めがねを大切にしている様子のお子さんには

私はこうしてお声かけします。

大切にしてるね,ステキだね♪

それはね、じぶんを大切にすることなんだよ

自分のめがねを大切にする。

それはじぶん自身を大切にすること。

じぶんを大切に。

めがねを通じて、心豊かに成長して欲しいなと心から願っています。

平良美津子PROFILE

視能訓練士/みるみるプロジェクト参与

北九州市出身/大分視能訓練士専門学校卒業。北九州市立若松病院などで勤務後、医療法人大里眼科クリニックにて辰巳貞子先生のもと小児眼科を学ぶ。福岡市立こども病院眼科を経て(一社)みるみるプロジェクトを有志らと共に設立。複数の眼科クリニックで勤務しつつ後進の視能訓練士育成/異業種交流(弱視就学支援・eスポーツ研究等)/弱視早期発見活動に取り組む。

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