2022年4月、みるみるプロジェクト特別顧問として近藤義之先生(眼科専門医)に就任いただきましたのでご報告いたします。
―ご挨拶- 近藤義之(眼科専門医)
2022年4月から、一般社団法人みるみるプロジェクトの特別顧問に就任いたしました、眼科医の近藤義之です。私は2020年まで、自身が設立した医療法人社団インフィニティメディカルの経営者として、最盛期には4つのクリニックを運営し、臨床医・眼科手術医として地域医療を中心に医師としての活動を続けてきました。法人は後輩に継承していただき、経営者としてはリタイアしましたが、退任後も現役の眼科手術医師として医療を続ける中で、みるみるプロジェクトの鈴木達朗代表から顧問就任の打診を受けました。
プロジェクトを推進するうえで、視能訓練士からだけでなく、眼科手術医としての立場から意見やサポートも受けたいというお話でしたが、実は私は躊躇しました。
私は40年近い眼科医としてのキャリアのほとんどを、成人や中高年の視力を高めたり回復する白内障手術や網膜硝子体手術を専門として経験を積み上げてきましたが、斜視弱視などの小児眼科とはあまり縁のない分野で活動してまいりました。また、大学病院などの研究や学術活動から早く離れ、臨床医としての期間が長かったので、果たして学術的な顧問としてお役に立てるのかどうか自信がありませんでした。
就任の要請にあたり、代表鈴木氏や視能訓練士平良先生とこのプロジェクトの目標や運営とその将来について相談させていただきました。
話し合ううちに、このプロジェクトを通じてお子さんの見る力を育むことはスタートラインであって、ゴールではないのだと理解するようになりました。みるみるプロジェクトは、プロジェクトに関わる視能訓練士の皆様や眼鏡店スタッフのスキルアップや相互のコミニケーションを増進することを通して、お子様の見るチカラを育むことだけでなく、全ての年代の視る力の改善やサポートのお役に立てるのではないかと考えるようになりました。
また、視能訓練士の皆様が、眼科の臨床現場で活動されるなかで遭遇する検査業務に関する疑問について、医師とコメディカルのコミニケーションをサポートすることはできると考え、顧問に就任させていただくことを決めました。
私の経験がプロジェクトの推進に役立つように全力を尽くしたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
近藤義之PROFILE
1955年東京都生まれ。日本眼科学会認定眼科専門医/一般社団法人みるみるプロジェクト特別顧問/医療法人社団インフィニティメディカル前理事長。杏林大学卒業。虎の門病院眼科勤務を経て1993年八王子市で眼科診療所を開設。組織を拡大し医療法人インフィニティメディカルの下に4か所の診療所を経営していたが2020年に医療法人経営を後進に委譲して退職。日帰り白内障手術2万件以上の豊富な経験を持ちリタイア後もフリーランスの眼外科医を継続。毎月100例以上の白内障手術を執刀し続けている。趣味は眼科手術の研究と65歳から始めた乗馬。
私たちみるみるプロジェクトは、近藤義之先生を特別顧問にお迎えし、眼科医療現場やメガネ業界への新たなサービス展開を通じて、社会貢献を目指します。今後も、活躍されている視能訓練士さんをはじめ幅広い分野の方々のご協力を得て邁進してまいります。近藤先生、ご就任ありがとうございます。(みるみるプロジェクト代表鈴木達朗/視能訓練士平良美津子)
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