2022年あけましておめでとうございます。みるみる代表の鈴木です。
旧年中はたいへん多くの方々にご支援ご指導をいただき、心より御礼申し上げます。みるみる手帳使っています!という保護者の方からメッセージをいただくことが多くなり大変嬉しく存じます。メッセージいただいた方々、ありがとうございます。
2021年を振り返り、お子様のみる力をめぐるトピックスを2つご紹介します。
眼のスクリーニング検査が前進か
眼科医の先生方のご尽力により、厚生労働省は令和4年度より全国市町村への眼のスクリーニング機器導入を促進するための補助金を発表しました。3歳児健診などを通じて全ての子どもにしっかりとした眼の検査をというテーマが大きく前進するニュースだと感じています。機器導入=スクリーニング検査が完璧というわけではありませんが、発見率が上がることは間違いないと思います。
(参照)視能訓練士平良のみるみる日記【3歳児健診とSVS】https://mirumirunet.com/news/1701/
(参照)時事通信「3歳児健診で目のピント検査 弱視予防へ市区町村に補助―厚労省方針」https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081300718&g=soc
世界的な近視増加
長引く行動制限により近視人口が世界的に爆発急増中と報告されています。近視人口が増えているだけでなく若年化/強度化の傾向も顕著のようです。日本においても子どもの近視が深刻化しており、外遊びの減少/近業時間の長さなど日常生活環境の変化が関係しているといわれています。
この近視の発症や進行は対象年齢が幅広く、弱視斜視治療で指す「子ども」年齢を大きく超え、20歳以降でも進行するといいます。年齢に関わりなく「見えにくいかな?見えているかな?」と大人が気にしてあげる事がますます大切です。
(参考)日本近視学会監修親子で学ぶ近視予防サイトhttps://kinshi-yobou.com/
長引く行動制限と新しい生活様式は、すっかり日々の生活を変えました。子どもたちの眼に対しての影響がこのように懸念されている反面、少しずつ「みる力」に対する理解やスクリーニング検査の前進も感じています。
御礼 クラウドファンディングご支援
旧年中はわたしたちみるみるプロジェクトは初のクラウドファンディングを行った年でもありました。草の根的な活動からはじめたプロジェクトですが、100以上の個人法人の方々から大きなご支援をいただきました。今後もみるみる手帳の無償提供を継続していけるありがたいご支援でした。
たくさんの方々のご厚意に、あらためて御礼申し上げます。
2022年のみるみるプロジェクトは
当プロジェクトは弱視斜視治療に取り組む患児と保護者様、関連する眼科/メガネ店/メガネメーカーの連携支援からはじまりました。そのツールとしてみるみる手帳の無償提供を続けています。弱視治療に取り組む保護者様の不安や気持ちに寄り添いたい、この軸を貫いてまいります。
本年はこの軸を堅守しつつ、賛同くださる眼科医/視能訓練士さん/みるみるSHOP加盟店ご協力のもと、近視を含めた子どもたちの「みる力」全般に対象を広げた活動を計画しています。
私たちの目指す活動は特別なものでもなんでもありません。一つづつ形にしていきます。
弱視治療に取り組む保護者様、関係する皆様を応援してまいります。
2022年頭にあたり皆さまの新年のご多幸をお祈り申し上げます。みるみるプロジェクト代表/鈴木達朗
コメント