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メガネのプロが好き!

みるみるプロジェクト代表理事の鈴木です。エッセイ2回目、とりとめもない内容確定。お忙しい方は読まないでください(笑)

そのうち何か、このプロジェクトに至る想い/これからやりたいことなどお汲み取り頂ければ幸いです。


メガネのプロが好き!

“メガネ好き”なのか

唐突ですが、わたしにはメガネ店勤務経験がありません。眼鏡専門学校にも行ったことがないし、自分でも笑えるほどメガネスキルはもっておりません。「鈴木さんて元メガネ屋さんでしょ?」よく言われますが違います。前職で眼科医療機器営業メガネ店運営管理職は経験しているのですが、メガネについての知識は社員の皆さんが教えてくれました。よくもまあ、そんな管理職に皆さんついてきてくれたなぁと、思えば社員の皆さんに感謝ですねwww

実はメガネそのものが好き、というよりも、メガネ店で働く人々と、そこで生まれるお客様とのドラマが好きなんです。

メガネ店の人々のドラマ

お客様の見えかた、生活しやすさをメガネレンズで追求する人たち。既に日本国民の平均年齢は47歳以上。40歳頃から老眼を自覚すると仮定した場合、平均的に老眼を持っている人口構成なわけです。わたしは30代半ばから累進レンズ(境目のない遠近両用)をかけていますが、これ、本当に便利です。メガネ度数合わせもメガネ店でしていただきましたが、実際の生活シーンを再現したブースで自分で見えかたを確認しながら度数を選びました。

一人のお子様と20年以上のお付き合いがある人たち。これはわたしが最もリスペクトしているこどもめがね専門店の店長さん。ある日来店した大学生がコンタクトレンズを買いに来ました。やり取りからしてもう阿吽の呼吸というか、長い旧知の関係なのは明らかでした。詳しく聞くと、2歳の頃から弱視治療メガネで来店し、昨年から大学生なんですよとのこと。これ、いまどきこんな末永いお付き合いの小売業/商店って、あるでしょうか?※商店ノスタルジーについては前回エッセイ参照

アイポイントの位置0.5mmの違いを悩む、メガネ加工の人たち。メガネフレームに選んだレンズを加工して入れ込むわけですが、かけて眼の中心にレンズ中心を合わせる、これをアイポイントと言います。この位置を巡って、0.5mm単位で本気で悩んでいる姿。いやー、こんな高度な技術職人が街の身近に居た、って驚きでした。

愚直に誠実に

私の知る限りのメガネ専門店さんはどなたも、愚直なまでに誠実。お客様と長いお付き合いをしていきたいと願い、購入後の調整・型直し・フィッティング・洗浄メンテナンスにも正直に誠実に励んでいます。メガネを売るというより、見え方を末永く提供したいという感じでしょうか。皆さんの生活インフラを支えるという心意気で働いています。

もっと頼りにされるべき!

高技術の職人であり、見え方のカウンセラーであり、子どもたちを見守る街の良き保護者でもあるのがメガネ専門店。私は、そう思っております。

あえて言いますが、残念ながらこのメガネの専門家たちは一般的にそれほど注目されていないように感じています。メガネ店ってなんだか買わないと入りにくいような気がするし、メガネ枠(フレーム)たくさん並べて売ってるだけみたいなイメージがあるし、まさかそんな高いスキルが要求される職だと思われてないし…そういうイメージであることが私なりに不満でした。

もっと、頼りにされるべき!評価されるべき!

みるみるの原点の一つ

こうした想いは、みるみるプロジェクト立ち上げの原点の一つになりました。人生とは面白いもので、私自身がメガネ店勤務歴があったら、たぶんこうした想いとプロジェクトへの道筋はなかったと思います。

他人のやっていることだからこそ、感じ取れたのかも知れません。

視能訓練士平良さんは、「弱視治療において信頼できるメガネ店さんは、欠かせない治療チームの一員」と言います。眼科従事者だけでなく、丁寧にひたむきに取り組んでいるメガネ店の皆さんと一緒にやっていきたい、という想いを持っています。まさに共通の想いです。

みるみるプロジェクトでは、こどもメガネをしっかりとフォローするアライアンス加盟店みるみるSHOPを全国で募集しています。これは、愚直に誠実に取り組んでいるメガネ専門店にもっと注目して欲しい!頼って欲しい!という想いからビルドアップしたものです。

こどもメガネをお探しの保護者さん、お近くのみるみるSHOPに一度ご相談してみてください。きっと、保護者の心に寄り添い、頼りになる存在になると思います。

※みるみるSHOP加盟店一覧はこちら(随時更新中)


忙しい方が読んではいけない連載エッセイ【だいひょーの一筆航路】今後も不定期で掲載します。

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