北海道南幌町インタビュー【子どもたちの弱視斜視発見のために】
北海道南幌町のふるさと納税クラウドファンディングは ~2021年7月30日まで!
3歳児健診で確実に弱視斜視を発見するためクラファンに取り組む南幌町のご担当者お二方に、その想いや経緯についてうかがいました。
山本さん:こちらこそご協力ありがとうございます。ここ南幌町は基幹産業が農業のため、町のほとんどが田んぼや畑の田舎です。ですが、江別市や北広島市に隣接しているため、車があれば15分程度で都市でのお買い物も楽しめます。札幌市、新千歳空港までも車で50分程度です。
「都市の商業施設等、便利なものが近くにあるところに住みたいけど、のどかな町でのびのびと子どもを育てたい!」と考える方にぴったりな町です。
また、「子どもの医療費全額町負担・学校給食の米や麺、パン代全額補助・高校生の通学費助成」など、農業の町ならではの支援制度を含め、様々な支援により子育て環境の充実を図っております。
川崎さん:3歳児健康診査に際して眼の検査は、ご家庭で絵紙での視力検査を実施してもらっています。しかし「集中できなくて実施できなかった」「あまり正確にできなかった」という声もあり、正確な結果が得られているのか?という思いはありました。
数年前に南幌町の乳幼児健診を担当していた小児科医師から、SVSについて情報提供がありメリットについてお話をうかがっていたことから、このたび導入しようという運びになりました。
※編集注:SVS=スポットビジョンスクリーナー 眼の検査機器として乳幼児の弱視斜視早期発見に大きな成果を挙げる機器として世界中の眼科医・小児科医から高い評価を受けている。
3歳児健診で弱視斜視の疑いがある場合、江別市にある眼科医療機関をご紹介することになると思います。
山本さん:まず町広報掲載、町HP掲載、SNSによるPR、町内各施設等へリーフレット設置をおこないました。今後は、町外眼科・小児科へポスター掲示依頼をおこなっていく予定です。
川崎さん:新型コロナワクチンの接種会場にて、スライド投影での宣伝とチラシ設置を行ったところ「南幌のこども達のために寄付したい」という声があり、実際に寄付していただきました。とても嬉しい声でした。
山本さん:3歳児健診へのSVS導入により正確な眼の検査が可能となります。判定結果によっては早期に治療することで眼の発達を促すことがきるため、プロジェクト終了時には早急に導入を進めて南幌町の子育て世帯が安心して子どもの成長を見守ることができるようにしたいと考えております。
川崎さん:今までは、就学に向けた健診で弱視を指摘されるケースもありましたが、より早く発見でき治療開始することで、より明るい世界を見ることができ、みんなと一緒に楽しく学習したり、学校生活を送ることができたらいいなと思います。
山本さん:プロジェクトを開始するにあたり、知識を深める必要があったので関連書籍や様々なWEBサイトで学習をしていました。その過程で、国内には弱視などに関わる団体やネットワークが日々活動されていることを知り、その中のひとつがみるみるプロジェクトさんでした。
クラウドファンディングは情報の拡散が重要なのですが、南幌町だけでの広報では限界があります。開始から30日を過ぎたあたりで伸び悩んでおり、いくつかの団体さまに協力をいただけないかご連絡をいたしました。その際、最初に良いお返事をいただけたのがみるみるプロジェクト代表理事の鈴木さまでした。行動力とスピード感に驚いたのと同時に、ご賛同をいただき非常に嬉しかったです。
川崎さん:このような取り組みをされていることを初めて知りました。みるみる手帳を実際に拝見しましたが、とても見やすいイラストでこどもも大人も「見たい」「使いたい」と思える物だな、と感じました。今、パソコンや動画など小さなころから目を使う機会が多く早くから視力が低下するこどもが増えるのではないかなと思っています。弱視の子だけでなく、眼科に来院された方が手に取って、こどもの視力低下について考えるきっかけになればいいなと思いました。
お二人ともご多忙のところ、ありがとうございました。こどもたちの豊かな発達と町の未来を想う取り組みに深く賛同致します。7月30日のクラウドファンディング終了まで、頑張っていきましょう!(鈴木)
【南幌町ふるさと納税ガバメントクラウドファンディング】~7月30日まで!多くの皆様のご支援、お願い申し上げます!https://www.furusato-tax.jp/gcf/1217
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