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【寄贈】保育園にベビーアイサイト

2024年4月 わらべふじ森保育園(石政文月園長/八王子市台町)において、視力検査キットの贈呈式を行いました。

「園児たちの眼を守ろう八王子パイロットプログラム」は視力発達期にある保育園/幼稚園児の視力を守る啓発活動です。

協賛/東京八王子東ロータリークラブ 担当/一般社団法人みるみるプロジェクト 監修/近藤義之(眼科専門医)

視力検査キット【ベビーアイサイト】は視力検査を理解しにくく回答しにくい園児世代にも分かりやすい動物とドーナッツをモチーフとしたキットです。

 視力スクリーニング検査開始に向け、東京八王子東ロータリークラブ片桐貴行会長から園へ【ベビーアイサイト】が寄贈されました。

またみるみるプロジェクト(鈴木達朗代表)より子どもの眼の発達と子どもの観察ポイントなどについて説明を行い、意見交換が行われました。

石政文月園長コメント

今回パイロットプログラム開始のお知らせと啓発リーフレットを拝読してすぐ参加申込をしました。

保育の現場で子どもたちの様子を観察すると、たとえば紙芝居や絵本を出したときに興味がある・ないという差があります。

興味を持とうとしない子どもは内容がわからないからなのか、もしかしたらお話(声)の聞こえにくさ(聴覚)や見えにくさ(視覚)があって興味を持てないのか。単に興味を持とうとしない事が悪いという捉え方でなくて、なぜだろう?なにか原因があるのかなという視野をもって保育にあたりたいと心がけています。

お預かりしている子どもたちはなにか苦痛や違和感があっても自分では伝えられない年齢。

私たちは子どもの様子を見ていて「何か違うかな」という感覚を大切にしようと話し合っています。

今回そうした保育の想いのなかで看護師とも相談してこのプログラム参加を決めました。皆さんのご支援で見えにくさの発見や視力チェックができることに期待しております。

▷片桐貴行会長コメント

私自身も今回のプログラム計画にあたり近藤義之会員(眼科専門医)から子どもの眼の発達についてうかがって初めて知りました。

8歳頃までにしっかりと眼を育てる重要性を、まずは大人の私たちがよく理解して子どもたちをみんなで見守っていきたいですね。

園長先生/保育士/看護師など園に関わる方々が連携しているように、これからはもっと社会全体で協力し合いながら子どもたちを守り育てていく一助が出来ればと願っています。

▷木嵜裕士幹事コメント

子どもが自分で見えにくさを訴えない、というお話はよく分かります。

私自身近視がとても強いのですが、見えにくさを自分で言えたのは小学校4年生になってからでした。

いま幼稚園児の子どもを持つ立場ですが、園で視力検査を受けたよという経験はありませんでした。園内で検査の機会があるとないとでは大きな違いがあると思います。

私たち親も、我が子が周りと違う行動をとるとき「見えにくさが原因では?」という着眼点はなかったかも知れません。そういう意味でも園の先生方の観察と視力検査の結果を知ることでより子どもをよく理解することに繋がるのではないかと感じています。

▷みるみる鈴木達朗代表コメント

眼科では「子どもは繰り返しの検査が重要」といわれています。発達途上の子どもの視力は思っているより不安定だったり回答があいまいな事も珍しくありません。

保育園のように場合によっては家庭よりも長い時間過ごす場所で検査することは子どもたちも警戒や緊張がない状態で受けられます。子どもの眼を周りの大人みんなで守り育てる実施モデルとして、保育園/幼稚園の先生方のチカラは本当にありがたい存在です。

これから園内で視力スクリーニング検査を実施していきますが、眼科医や視能訓練士といった眼の専門家との交流にもご期待ください。

ロータリークラブにて活動報告

同日、東京八王子東ロータリークラブさま定例会において、みるみる代表鈴木よりご支援の御礼と活動報告を致しました。

同クラブ会員の皆様には当プログラムに深くご賛同いただき、今後八王子の園児に対する視力スクリーニング検査活動を展開していくこととなりました。

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