2024年9月,わらべふじ森保育園(石政文月園長/八王子市台町)で第1回園内視力検査を実施しました。
「園児たちの眼を守ろう八王子パイロットプログラム」は視力発達期にある保育園/幼稚園児の視力を守る啓発活動です。
協賛/東京八王子東ロータリークラブ 担当/一般社団法人みるみるプロジェクト 監修/近藤義之(眼科専門医)
園内視力検査は眼を専門とする方々の協力が欠かせません。
この日、眼科専門医近藤義之先生立会いのもと、ツバメヤ眼鏡店(高円寺)の視能訓練士杉谷ちさとさん/眼鏡処まどか(八王子市明神町)來馬圭一郎店長にボランティア参加いただきました。
園長先生はじめ先生方のご協力で日常どおりの良い雰囲気で進行。スムーズに予定時間内で終えました。
石政文月園長コメント
私も自分の視力がここ数年でずいぶんと落ちました。保育士から園長になって視力1.2(注:遠見視力)から一気に落ちてしまって、仕事でパソコンを使う時間が増えた影響かなと思っています。大人でさえそうなのだから、ここ近年子どもたちの生活スタイルが大きく変化していることを考えると、必ず大きな影響を受けているだろうなと。
園児一人ひとりの日常を見ても、いつも首をかしげるような仕草が気になるお子さんがいたりします。このような機会をいただいてとても感謝しています。
近藤義之医師コメント
実施にあたっては保育士さんたちのチカラは欠かせないですね。検査の順番を待っている園児たちのケアや雰囲気作りがとても重要。そちらの方にチカラを注ぐなかで、さらに保育士さんだけで検査をするというのは最初は難しいと思います。視能訓練士/眼鏡士による実施は大事ですね。
ただ、ある日一斉に実施するだけではなく、普段から検査キットを園においておき、ちょっと持ち出してきてまずは「たべたのだれかな?」が理解できているか確認してもらう。さらに気になっている園児には保育士さんがちょっと再検査してみる。これも重要です。そういう意味で園にベビーアイサイトを寄贈(もしくは購入)するのはすごく意味があるなと思います。
平良美津子視能訓練士コメント
東京八王子で地元の皆さんの協力を得て一歩が踏み出せたことをとても喜んでいます。先んじて高知で取り組んでいる方々から学び福岡北九州…と実践。そしてこの八王子ではロータリークラブが立ち上がり自分の街の子どもたちは自分たちで見守るという人々の想いが行動に繋がりました。
園内検査活動では診断は一切できません。見えにくさがあるかもしれない園児を見つけ、眼科受診をお薦めする検査です。一人でも多くの園児が眼科受診してくださいますように。そして順調な視機能の発達を見守ってくださいますように。
感謝‐ロータリークラブ皆さんに
この日の夜は八王子パイロットプログラムへ多大なご支援くださっている東京八王子東ロータリークラブ例会にお招きいただきました。「子どもの目の発達に期限があるなんて初めて知ったよ!」「良いよね、もっと広げよう!」「全国各地でやれるんじゃないか?頑張ってよね!」と数々の心強いお言葉もいただきました。
八王子市内保育園での展開、今後も続きます。
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