2022年6月17日、福岡市議会(令和4年第3回定例会)において、津田信太郎議員(自由民主党福岡市議団)から、「保育園等での視力スクリーニング検査」について質問が行われました。
(質問要旨)
- 3歳児健診後、小学校入学まで4~5歳頃の視力検査の重要性
- 「視力検査」と「屈折検査」併用の重要性
- 福岡市医師会方式の簡易視力検査と園での実施状況
- (福岡市で令和3年度に実施した保育所は35施設との回答)
- ベビーアイサイトの紹介
- 【遠見視力】【近見視力】双方の重要性
- 全ての保育園幼稚園での検査の必要性
(参照)福岡市議会アーカイブ動画はこちらで視聴できます
福岡でも少しずつ前進を
津田信太郎議員には、本年4月に初めてお目にかかり、子どもの眼の発達/弱視斜視の早期発見重要性/みるみる手帳やプロジェクトの取り組みについてお話しさせていただきました。津田議員は長年地域の子どもたちを守り育てる活動に熱心に取り組まれています。大変丁寧にフェアにお話を聴いて下さり、スクリーニング検査の重要性についてご理解いただきました。
その2か月後、このようにさっそく市議会で質問してくださり、園児向けスクリーニング視力検査キットベビーアイサイトの紹介と「みるみるプロジェクト」の名前もおっしゃっていただきました。保育園幼稚園での健康診断に視力検査をもう一度きちんと実施すべきであるとの主旨の質問でした。
(注)質問中、みるみるプロジェクトがベビーアイサイトとスクリーニング検査方法を開発したとの発言部分は誤り。同キットは(有)創友の特許取得製品です。https://www.soyu-ec.co.jp/tabetanodaare/
全ての子どもにしっかりとした眼のスクリーニング検査を。この重要性にいち早くご賛同いただき心より感謝です。
2022年度政府予算で、全国の自治体に3歳児健診向け屈折検査機器購入(SVSもその一つ)の補助金が盛り込まれました。全国自治体に急速に導入が進んでいますが、3歳児健診1回のスクリーニングでは不十分と我々は考えています。
(参照)幼稚園保育園での検査必要性はこちら https://mirumirunet.com/news/2701/
福岡市は人口162万人(令和4年6月推計人口)を擁する九州随一の大都市。子育て支援強化が急務ですが、眼についても漏れと切れ目のない早期発見体制作りが期待されます。
引き続きみるみるプロジェクトではこの園児への視力検査活動についても取り組み、報告してまいります。
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